歌人の頭の中

歌うことについて、感じたり考えてることを頭の中から出して整理しています。ハリポタの憂の篩(ふるい)的な。

声の仕組みと発声

リップロールの意味

よく、歌が上手くなる方法の中にリップロールがあるが、それがどういう効果をもたらして上手くなるという本質のところまで触れているyoutubeのボイトレは少ないと思う。 ボイトレの先生から昔言われたことは 唇の脱力と喉を温めるウォーミングアップ だが、 …

柔らかく、しなやかに

歌を歌っている時に 気持ちよく、自分の思い通りに 体のどこにも負担なく心地よく 声が出せる そんな状態を目指しているんだけど 低いところが出ないとか、高いところが出ないとか、うまく表現できていない時は 大抵、硬い筋をぐいぐい伸ばして無理やりやろ…

【1-11】女子にもある変声期

男女ともに11歳ぐらいから、17歳ぐらいまでの間に、およそ半年から2年ほどの時間をかけて思春期とともに変声期がある。 声の音域の下限が男子は1オクターブ、女子は2〜3度下がる。 男子の声帯は、女子に比べ大きく成長する。 生理的に声帯が炎症し、声が…

【1-9-2】倍音

口を大きく開けて、母音と子音の発音を鼻腔と、口腔共鳴を使い、倍音を出して歌う歌唱法。ベルカント唱法。コーカソイドの骨格が活かされる発声方法。 倍音とは声帯が響いたときに共鳴して響く振動のこと。人の耳には聞き取れず、倍音が多いと明るく通りやす…

【1-10】骨格による発生の違い

コーカソイドは白色人種 モンゴロイドは黄色人種 ネグロイドは黒色人種 骨格が違うので声が響く共鳴腔の大きさが違うため、同じ人ができないけど骨格を取り替えて同じことをしても響いている部分が違うので音色が違う。 日本人が日本人のモノマネをすれば骨…

【1-9】7つの声、Ansatzアンザッツ

ドイツの声楽家、フースラーが提唱した発生理論。アンザッツ。 体の中のどこに響かせるか意識することで音色が変わるそうな。 ①歯に響くよう意識する ②上顎、鼻に響くよう意識する ③喉と鼻の奥の繋がってるとこが響くよう意識する ④おでこが響くよう意識する…

【1-8】トレーニングの前に

どんなトレーニングもがむしゃらにやっても声率が悪い。そして間違った方法では喉を痛め、目標までの足止めとなるため、神経質になりすぎることはないが以下のことに気をつけたい。 ①いきなり沢山練習しすぎないこと。 →ダイエットと一緒。いきなり痩せたり…

【1-7】歌詞としての言葉

音楽の授業では、歌詞が聞き取れるようにハッキリと発音することを指導される。 しかし、いろんなジャンルの音楽では歌詞が聞き取れないようにわざと崩すこともある。 日本語だけどサザンオールスターズの桑田佳祐のように英語のように発音するのが良しとす…

【1-5】様々な呼吸法

腹式呼吸、胸式呼吸の他にも 胸腹式呼吸、腹胸式呼吸、逆腹式呼吸などあるが自分が心地よく呼吸できて、リラックスして響いていればいいと思っているので、現状ここはこだわらなくていいかなと思っている。

【1-4】胸式呼吸と腹式呼吸

胸式呼吸も、腹式呼吸も肺に空気を入れて呼吸をしていることに違いはない。 肺は、胸郭(きょうかく、肋骨と胸骨の総称)と横隔膜に囲まれている。 横隔膜は肋骨の5番、6番あたりにある。 みぞおちのところを触ってみて、そこから上が全て肺ぐらいのつもりで…

【1-3-2】歌のフォーム 正しい姿勢とは

歌のフォームを描く確立するために正しい姿勢の感覚をつかむことが必要。 1 リラックス 2 両足を開く(肩幅で、フラフラしない楽な場所を探す) 3 背筋をまっすぐに(腰をそらして、出っ尻にならないように) 4 骨盤をまっすぐに(クッとお尻に力を入れるわ…

【1-2】声帯の構造

声帯の動き方や映像はYouTubeで解説されてる方がいるので、それを見たほうが文字で読むより明らかにわかりやすい。 喉仏の中の軟骨の枠の中に 左右対称の靭帯と筋組織が粘膜に包まれてある。 息をしている時には開いていて 声を出す時、発生する時に閉じる。…

【1-1】『歌う』メカニズム

歌い手は自分の体が楽器。 喉の声帯が震えて体の中で共鳴して響いて鳴る。 声帯の構造や仕組みを理解してなくても無意識に歌える。 だからこそ、無意識の部分に振り回されて喉を痛めたり、メンタルに影響されて声が出なくなる。 歌いたいと思った時 脳から電…

【1】声の仕組みと発声を理解する

ギターを弾きたいならまずギターの持ち方や弦の張替え方など、 扱い方、奏で方、メンテナンス方法を理解する。 歌も、物心ついた時から声は出るし耳も聞こえる、なんとなく思い通り与えてる。 だからこそ、見落としがちだけど、ここをしっかり理解していると…