歌人の頭の中

歌うことについて、感じたり考えてることを頭の中から出して整理しています。ハリポタの憂の篩(ふるい)的な。

音楽に行き詰まったら

私は見た目を褒められるより、

 

性格を褒められるより、

 

手作りの料理の味を褒められるより、

 

歌を褒められることが一番嬉しいと思う。

 

なぜだろう?

 

一番時間を費やしてきたことだから?

 

一番悔しい思いをしてきたから?

 

一番気持ちが高まったことだから?

 

思い返してみると、辛い思いや思い通り行かないことのが多かったかもしれないが、それはその分向き合ってきた証拠だと思う。

 

そして、自分は気づいていない。

 

決してここまでの道のりが、他の人からしたら到底できないくらいのレベルで、

 

音楽のことを考えたり、練習したり、夢中になって聞き返したり、自分の演奏を聴き返して、イメージとのギャップにショックを受けて、でも頑張って立ち直ってを繰り返してきたか。

 

音楽を自己表現としていない人からしたら、ここまで追求してやっていない。

 

聞き比べることでしか、自分の成長はわからないので

 

その時の再生機器や、その時の感情や、その時の体調や、その時の景色で

 

よく聞こえたり、悪く聞こえたりしてしまうような気がして

 

そして、芸術を追求する人は自分に一番厳しいと思うので(終わりがないし、自分はもっとできると思いたい、思っているので)

 

行き詰まったり、だんだん楽しくなくなってきてしまうんじゃないかなと、思う。

 

なので行き詰まったら、音楽からしっかり離れて、(スランプで上手く演奏できない時は、毎日練習しなくても、演奏が下手になることより、楽しい気持ちを取り戻すことのが重要だと思っている。)自分がどれだけ音楽ができるのか、好きなのか、時間や労力やお金をつぎ込めるのか

 

他のことと比べてみたら

 

自信ややる気が復活してくるかもしれない。

 

最初は音楽が好きで、ただ楽しくて、大好きで演奏していて、理屈ではなく感情で動いていると思うので、

 

あまりにも身近で、あまりにも当たり前すぎなので

 

改めて

 

音楽のことを一歩引いて、自分が音楽をやることが自己表現であることを認識した上で、もう一度音楽と向き合うと

 

スッキリ

 

ビジネスと自己表現を分けて

 

感情の部分と、理性的に演奏する部分と、うまくコントロールできてきて

 

新しい視点が切り開けてきたりする。

 

その上で、有効なのは全くしたことがないことに没頭してみて

 

ゼロが1になり2になっていく過程を音楽に置き換えてみると

 

新しい切り口が見えて、モヤモヤがスッキリしたりする。

 

私の場合はダーツでした。

 

全然ダーツは上達しないけど、上達するために試行錯誤が歌うことの試行錯誤に

 

今まで意識せずにやってきた

音楽の試行錯誤は、ダーツの試行錯誤とは比べ物にならないほど沢山、理論的でなく感情的、感覚的にやってきたことに気づいて

 

自身や、上達の突破口を見つけるヒントになっている。