自己表現としての音楽、商品としての音楽
音楽が好きで、ただ聞くだけではなく自分で演奏したり作曲したりする。
自己表現としての音楽。
最初は楽しくてどんどん作って演奏していくんだけど、
誰かに聴いてもらいたい、良いと言ってもらいたい
という欲がでてくる。
自分を表現する、芸術としての音楽なら、自己満足で、他人からの評価は関係なく好き勝手やれば良い。
だけど誰かに聞いてもらいたい、つまり自分を知ってもらいたい、良いと言ってもらいたい、自分を認めてもらいたい
という欲がでてくるあたりから歯車が狂う。
自己満足で自分を喜ばせればよかったものが、他人を喜ばせるものに変わり、自己表現の芸術ではなく、他人を喜ばせる商品に変わる。
すると、楽しくて仕方なかった自己表現は自己表現でなくなり、ただの仕事になる。
もちろん、自分のスキルで人を喜ばせて自分も嬉しいというのはあるけれど
音楽をしていて楽しくなくなっている時は、大抵、自分軸で音楽をしていない時である。