歌人の頭の中

歌うことについて、感じたり考えてることを頭の中から出して整理しています。ハリポタの憂の篩(ふるい)的な。

漠然とした『歌が上手くなりたい』目に見えないから挫折する

好きな人の前で歌う機会があるだとか

 

会社はいつも、二次会がカラオケだとか

 

歌が好きで歌手になりたいとか

 

子供に童謡を歌ってとせがまれるとか

 

歌が上手くなりたい理由は様々かもしれないけれど

 

ありがちなのが

 

漠然と『歌が上手くなりたい』

 

で思考が止まってしまっていること。

 

すごーく冷たく書くと

 

客観的に自分と理想がどこにいるかを把握して

 

そこに必要なスキルを身につけていけばいいだけなんだけど。

 

『客観的』

 

というのがものすごく難しい。

 

そしてこれができれば誰も苦労しないんですよね(^-^;

 

『客観的』のためにボイトレに通い耳の肥えた先生に客観的にできているかを判断してもらい

 

必要なスキルを身につけていく。

 

だけど歌って自分の体の目に前ないところを動かして出すものだから

 

メンタルだとか

 

意識

 

感覚

 

そういった

目に見えないもののコントロールがとっても難しいことに気づく。

 

私たちが自分で意識的に動かしているのはほんのわずかで

 

ほとんど無意識に体は機能して日々生きてるわけで

 

歌も結構無意識にやってるテクニックが多いと思うので 

 

できない事を意識的に何度も練習して

 

無意識でもできるレベルに落として

 

さらに練習だけでなく本番でできるようにまで落とし込む。

 

野球やサッカーと一緒だけど、それより難しいのは目に見えない声だから。

 

ボイトレをすればするほど視野が狭くなって

 

どんどん体がこわばって

 

声が出なくなってしまったりすることも。

 

そう思うときちっとああして、こうして、とトレーニングするより、

漠然とした上手くなりたいでふわっと思っといて

 

楽しく歌っていることのが結果的に自分の歌が理想に近づくための近道だったりするのかもしれないね。