歌人の頭の中

歌うことについて、感じたり考えてることを頭の中から出して整理しています。ハリポタの憂の篩(ふるい)的な。

歌が上手い≠テクニック

歌が上手いと評価される要素として

 

1ブレス

2音程

3歌詞の響かせ方

4リズム

 

があるけれど、確かにこの4つが優れているとカラオケの採点マシーンは高得点が出る。

 

だけど、これはあくまでもテクニックの技術的なものであり

 

聞いた人が感動したり、好きだと思える歌

 

ではない。

 

歌い手が、表現する技術としてそれら4つの事柄がコントロールできることで、

 

自分の内側から滲み出る表現者としての魅力やパワーが最大限発揮され

 

聞いた人の心が動く歌になるんだと思う。

 

だからこそ、テクニックの習得は必要だけど、それだけになってはいけないってこと。

 

歌い手の目指しているところがはっきりしていれば、高音が出ればいい、英語の歌が歌えればいい、大きな声が出ればいい、ということだけにとらわれず、

 

そんなものがなくても、内側の何かが伝えることはできるんじゃないかと思う。